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『黒子のバスケ』の二次創作小説置場。pixivに投稿した作品を保管しています。腐向け。主なCPは火黒、赤降。たまにシモいかもしれません。

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思い出にかわるまで 10

 戻って来た黒子の母親と入れ替わり、俺は病室をあとにした。あいつはもう睡魔の膝下にいるし、母親がついているなら大丈夫だろう。せめて悪夢は見ないようにと祈りながら階段を降りる。バスはまだあるはずだ。
 あいつの唇がまだ触れているようだ。あの熱が。柔らかさが。
 あれはなんだったのだろう。ひどく現実感がなかった。もしかして俺のほうが夢を見ていたのだろうか。意識がはっきりしないあいつと交わした口づけに対して、嫌悪感も罪悪感も湧いて来ない。ああするのが自然な気さえしていた。あんなことをして、もっとうろたえてもいいはずなのに、逆に心が落ち着いていた。あいつの体温と感触が、あいつがそこに存在していると強烈に伝えてきた。俺はそれに安心したのだろうか。
「黒子……」
 しばらく会えないと思うと去ろうとする足が止まり、一階に降り立ったあとも、俺は階段の前でしばらく上階を見上げていた。
 診療時間内は混雑しているロビーもこの時間はがらんとしていた。受付の照明はついており、事務の若い女性が何人かパソコンの前で作業していた。部外者が残っているには不自然な時刻だが、特に咎められることはなく、彼女たちは俺が通過するときにちょっと目線を上げただけで、再びパソコンに集中を戻した。
 職員を除いてはほかに誰もいないと思っていたが、ロビーの端、外来用の入口に一番近い椅子に誰かが腰掛けているのに気づいた。手元に人工の光が見える。パソコンにしては小さい。電子書籍あたりだろうか。
 夜間用の出入り口は普通の外来用玄関の隣に設置されているので、帰るにはその人物のそばを通る必要があった。もしかして緑間かと思ったが、明らかに小柄だ。ディスプレイのほのかな光に照らされ浮かび上がったその男の顔を俺は知っていた。
「おまえは……」
 遠目ではわからなかった髪の色がはっきり見える。鮮やかな赤を纏う青年は、俺のほうを振り向くことなく聞いてきた。
「ご苦労、とでも言っておくのがいいかな?」
「……赤司」
 見覚えがあるのではなく忘れられない顔だ。赤司。黒子ほどではないものの、記憶の中にある頃の顔とあまり変化が感じられない。若い造作に似合わず鋭利な刃物のような印象を受けるのも変わっていない。
「帰国していたらしいな。とうとうその足も潮時になったか」
 背側に立つ俺を肩越しに見上げてきた。ただそれだけの動作が妙に優雅だ。計算され尽くしているように思える。
「いまも痛むと見えるが、治療中か? まあ意外ともったほうか。またひとり、惜しい人材が消えたものだ」
 歩行に差し支えることはないしたいして痛くはないのだが、違和感を感じるのは確かなので、多少庇うような歩き方になっていたのだろう。試合や勝負をしているわけではないので、気取られたからといって弱点をさらしていることにはならないが、なんとなく嫌な感じを受けた。
 なぜここにいるのかと聞くのは愚問だろう。
「緑間から聞いたのか?」
「そんなところだ」
 赤司は顔をディスプレイに戻すと、指を小さく動かした。明かりが消失する。電源を落としたのだろう。
「テツヤは眠ったか?」
 こちらを見ないまま尋ねてくる。
「こんな時間に見舞いかよ。ご苦労なのはそっちじゃないのか」
 質問に質問で返す。もっとも、疑問ではなく揶揄に近いが。
 赤司は意外と律儀に、そうだ、と短く肯定した。雰囲気にわかりやすい棘がないのがかえって不気味だ。やつは音もなく椅子から立ち上がると、背もたれの後ろに回り、俺と向き合った。背もたれの縁に片腕をつき、体重をやや後方に傾ける。
「ひどい顔色だ。ことによればテツヤより消耗しているんじゃないか?」
 顔色がわかるような明るさではないので、実際には顔つきの憔悴について言及しているのだろうが、この男であれば単に事実を指摘しているのかもしれないとも思えた。最後にこいつを見たのはいつだったか。まだ少年の頃だったか。記憶にあるよりも不遜さは鳴りを潜めているような印象だが、偽装がより巧妙になっただけだけだろう。こうして対面しているだけで、すでにこの場における主導権が自分にないことを理解する。今日の夕方からのごたごたで俺が精神的に疲労していることを差し引いても、こいつの余裕は崩せまい。
 赤司はゆるりと足を進めると、俺の一歩手前に立った。じ、と顔を注視される。黒子とさして大差のない身長なので自然と見上げられるかたちになるわけだが、それにもかかわらずこちらのほうがはるか上から見下ろされているような威圧感を受ける。
「狼狽しすぎだ。これくらい、たいしたことじゃない」
 本当に何でもないことのように赤司が言う。
 憐れなまでに錯乱し泣いていた黒子の姿が脳裏に蘇り、俺はカッとなって思わず赤司の襟に掴みかかった。
「おまえ……!」
 踵が浮くくらい俺に掴み上げられてもなお、赤司は抵抗しなかった。まったくうろたえた様子を見せない。
「さっき――」
 と、やつは一度階段のほうへ視線を向けて、再び俺へと戻した。
「病室でテツヤと会話はできただろう?」
 質問のかたちを取っているが、確認だろう。こいつは俺が病室で黒子と話していたことを知っている。ともすれば内容まで把握されていたとしてもおかしくないとさえ思える。
「あ、ああ……」
 短い返事なのに、俺はわずかによどんだ。別れ際にあいつとキスをしたことが思い出される。ただの挨拶とは言い切れない、それなりの長さに渡った口づけが。いまになって急に、やましいことをしたような気持ちになってくる。
 続ける言葉を見つけられずにいる俺の手を赤司は軽く掴み、あっさり襟から外させた。乱暴な態度に出かけたことに対して特に不快感を示すでもなく、
「ほら、たいしたことがない」
 念押しのように言ってくる。馬鹿にしたような響きはない。単なる客観的な評価として述べているということか。
「……どういうことだ」
 とてもじゃないが気を許せる相手ではないが、根拠もなくぺらぺらしゃべるような男でもないだろう。会話を支配されているのを露骨に感じつつ、俺は苛立ちを隠さない口調で聞き返した。
「おまえの感覚で会話が成立していたと感じるということは、そう重症ではないということだ。いまのテツヤは十分理性的だ。まあ、処置を受けたばかりで一旦落ち着いたというのもあるだろうが」
 これならたいしたことはない、と赤司はまた言った。
 言葉をそのまま受け取っただけでは論拠として薄いが、俺とてやつの発言の裏にある含みに気づかないほど鈍くはない。
 俺にはかなり重症に思えるあいつの状態を、たいしたことがないと言い切るということは――
「おまえは……もっとひどい状態のあいつを見たことがあるってことか」
 赤司が黒子の事故をいつ知ったのかは俺にはまったくわからないことだ。高校卒業後のこいつの進路自体聞いたことがないし、興味もなかった。少なくとも俺より前には知っていたのには間違いないだろう。この口ぶりからすると、事故直後から状況を把握しているのかもしれない。俺が黒子に再会したこともとっくに知られていたということか。別に隠すようなことではないが、すべて見透かされているようで愉快な気はしない。
 赤司は相変わらずの無表情で肩をすくめた。なんということはない仕種だが、この状況が実はこいつが書いた脚本に従って演じられている劇で、こいつは完璧に台本を暗記しているのではないかと疑いたくなるくらい、優雅で隙がない。あまりに自然であるがゆえ、逆に演技ではないかと思ってしまう。
「おまえが知ることではない。が、想像するくらいは許そう。……できるものならな」
 付け加えられた一言に、はじめて人間的なにおいを感じた。俺はやはり沈黙したままだった。
「答えなど期待しないが、ひとつ問うておこうか」
 くるりと体を反転させると、赤司は再び待合用のベンチのそばへ戻っていった。椅子の上に置いてあったらしい手荷物と上着を左手に取ったかと思うと、す、と空いている右手を体の横に広げた。何もかもが芝居がかっている。
「いまテツヤはおまえにひどく依存しているようだが、それは歓迎できることか? おまえは所詮他人だ。ずっと近くにいられるわけでもあるまい。仮に可能だとして、おまえはそれに耐えることができるか?」
 嫌なところを突いてくる。あいつと再会して以来、俺が考えあぐねている靄を言葉にされたと感じた。
 黒子と過ごす時間を俺は楽しんでいる自信がある。しかしそれだけではないのだ。以前の、高校生のときと同じ感覚であいつとつき合うことはもうできない。事故のこと、後遺症のこと、十年という空白があること。諸々の要素が俺たちの間に壁となって重なっている。あの頃にはなかった距離感が不安を生む。この先こうやってあいつと接し続けるのかと思うと苦しくなることもある。しかしそれでいて、捨て置くこともまたできない。あいつの現状を知ったいま、見なかったことにすることなんてできない。
 だが、それさえ俺の身勝手なのではないだろうか、とも考える。たとえそばにいたところで、結局俺は無力なのだ。今日、嫌というほどそれを痛感した。ひどい苦しみの中でもがくあいつを見ていることしかできなかった。あいつの病状が本質的に治らないものである以上、今後もこんなことが繰り返されるのだろう。耐えられるのか、という赤司の問いが耳に痛い。
 俺が黙り込んでいる間に、赤司はスーツのジャケットを羽織り、服装を整えた。
「懐かしい人物に会ったせいか、少々きまぐれの虫が騒ぐ。少しばかり、世間で言うところのおせっかいとやらを焼いておくとしよう」
 俺が掴みかかったときに乱れたネクタイをいまさらのように正しながらこちらへ近づいてきた。足音を消すくらいわけもないだろうに、わざわざ皮靴で床を叩く音を響かせる。
「依存し合うのは、ときに破滅へ突き進むことになる」
 俺の横に立ち、ズボンのポケットに手の先を突っ込んだまま、言った。嫌味っぽさは微塵もない。こいつにとって俺は、そんな種類の言葉を投げ掛ける価値もないだろう。忠告……か?
「……おまえの指摘はわからんでもない。だが、どうしても庇護の手が必要な人間ってのはいるもんだろ。誰も彼もが、自分ひとりの足で歩いていけるわけじゃない」
 赤司のほうへ体を向け、腕を下ろしたまま拳をぐっと握る。視線は床に泳いだままだ。
「俺に何ができるかはわからねえ。何もできない可能性のほうが高いだろう。けど、だからって、何もしないなんて選択肢は、俺にはないんだよ」
 赤司は興味なさそうに、肩がちょっと凝ったんだ、とでも言いたげにゆるりと首を回した。
「答えは期待しないと言ったはずだが?」
「独り事だ」
「そうか。まあ、せいぜい考えてみるといい――その先にあるのが希望か絶望かは、誰にもわからないだろうしな。無論、僕も知らない。掴んでもいないうちから手を引っ込めることもあるまい。進むは勇気。だが、退くもまた勇気という言葉もある」
 そう俺に告げ、赤司はくるりと背を向け、今度は足音もなくロビーを歩いていった。玄関ではなく、俺が先ほど降りてきた階段に向かって。見舞いの時間はとっくに過ぎているが、指摘する意味はないだろう。ゆっくりと遠ざかっていく背中に、俺はぼそりと言った。
「忠告どうも」
「独り事だ」
「そうかよ」
「そろそろバスが来る時刻だと思うが」
「どうも」
 立ち止まることも足をよどませることもなく、赤司は一定のペースで階段まで行くと、建物の静けさを守りながら上へと姿を消していった。
 ようやくひとりになったことで気が抜けたのか、疲労感がどっと襲いかかって来た。いまのいままで忘れていた頭痛に再び気づく。無力感に苛まれながら、俺は重い足取りで帰途へついた。アパートに戻ると、台所も寝室も散らかっていた。片付ける暇なんてなかったから当然だ。風呂に入る気力さえ起きず、俺は服だけ部屋着に替えると、何もかもそのままにしてベッドに転がった。
 ひどく疲れているはずなのに寝付けない。最後に食事を取ってから半日近く経っており、体は空腹を訴えていたが食う気がしない。このベッドの上で弱りきった姿で横たわっていたあいつの姿がまぶたの裏に蘇った。
「黒子……」
 着替えさせた後ベッドのそばに散らかしたままだったあいつの服を引き寄せた。いまはいないあいつの熱や重みを思い出す。夜が白みはじめる頃、ようやく頭がぼんやりしてきた。その後は泥のように眠っていたらしく、次に起きたときには日が落ちかけていた。

*****

 あいつと連絡の取れない日々は、時間の流れが遅く感じられた。あいつの家族とはメールでやりとりし、容態や様子を聞いてはいたのだが、自分で確認できないのがもどかしかった。入院中の姿を見られるのは恥ずかしいとばつが悪そうに言っていたあいつの意志を尊重できていたのは結局一週間ほどで、次の週末に俺は見舞いに行った。あいつとの指きりは、退院後に再会するという約束に対してしたもので、見舞いに行かないという約束は直接はしていないよな、と言い訳めいたことを考えながら。ただ、ひとりで行ってあいつに何かまずい反応が出たらと思うと怖かったので、あいつの母親に同行するかたちになった。
 病室は入院時と変わっており、四人部屋の窓際に移されていた。カーテンの内側のベッドで、あいつはうつむき加減にぼんやり座っていた。俺たちが入ってきたことにも気づいていないようだった。見えているのに何も見ていないような様子にぎくりとしたが、すぐに母親が、少し前に投薬を受けたのだろうということを教えてくれた。外部からの刺激に鈍くなっているようだ。それが副作用なのか、治療として必要な措置なのかは知らない。母親によれば、反応がなくてもこちらの呼びかけそのものは聞こえていることもあるらしい。
 やりにくいとは思いますが、よかったら何か話をしてやってください、退屈していると思うので、と言い残して母親は退席した。彼女は彼女で忙しいのだろう。見舞いたいという俺のわがままにつき合わせて申し訳ない。
「黒子」
 呼ぶが返事はない。しかし手を握ると、緩く握り返してきた。そこではじめて誰かがそばにいることに気がついたように顔を上げた。あいつは俺を不思議そうに見つめていた。言葉を発することはない。俺は戸惑いながらも、仕事のことや最近見たテレビ番組のことなど、どうでもいい話題についてぽつぽつ語った。相槌ひとつ返って来なかったが、ぼんやりした視線はそれでも俺のほうに向けられており、無表情ながら時折ぱちぱちと素早くまばたきすることがあった。こちらの声がまったく届いていないわけではなさそうなことに安堵を覚える。傍から見たら俺が一方的に話しているだけだろうが、細い糸のようなコミュニケーションがそこにはあったと信じたい。
 途切れがちな対話――言葉は交わさずとも確かに対話だったと思う――は三十分ほど続いただろうか。別れるのに寂しさを感じたが、あまりつき合わせて疲れさせては見舞いの意味がないと考え、腰を上げた。ぽんぽんとあいつの頭を撫でつつ、
「じゃあ、そろそろ帰るぜ。お大事に、な」
 話している間ずっとつないでいた右手を引っ込めようとする。と、あいつが弱い力で俺の指先を握ってきた――ように思った。
「黒子?」
 あいつが先ほどよりもしっかりした視線で俺を見つめていた。唇が小さく動く。音にはならなかったが、かがみくん、と呼ばれた気がした。
「黒子……」
 無性にいとしい気持ちが湧き上がり、俺は陶然としてあいつに顔を近づけた。後頭部に左の手の平を回して支え、顔を斜めに傾ける。音もなく静かに、唇を合わせる。数秒の間、ただそうしていた。あいつは何も応えなかったが、唇を離したとき、目を閉じていた。ほんの少し微笑んでいたように見えたのは俺に都合のいい錯覚だろうか。
「また、な……」
 未練がましく片頬を撫で、浅い角度のついたベッドにゆっくりと体を寝かせてやってから、俺は病室を出た。
 その後も、週末に二回ほど顔を見に訪れたが、どちらのときもあいつは眠っていた。起こせるはずもなく、さりとてそのままとんぼ返りするのも寂しい気がして、俺はベッドの脇の椅子に座り、穏やかに眠るあいつの髪や頬を撫でていた。偶然かもしれないが、俺の手のあるほうへ顔を傾けることもあった。
「早くおまえと話してぇよ」
 ぼそりつ呟くと、あいつの寝息の中に小さく、ん、という声が混ざったように聞こえた。
 帰り際、前髪を分けて額をさらすと、そこにそっと口づけを落とした。

*****

 三週間後、あいつが退院したという連絡が家族から届いた。次の休みまで待てず、俺は仕事上がりの平日の夜、そのままの足であいつの家を訪問した。通されたあいつの自室には、部屋着姿のあいつがいた。風呂上がりなのか、髪が少し濡れているようで、いつもより頭髪全体にボリュームがない。
 ドアの前に現れた俺を見たあいつは、目を丸くした。
「よっ、元気になったか」
 片手をあげて砕けた挨拶をする。あいつはぱちくりと瞬きを何度か繰り返したあと、
「え……か、かがみ、くん?」
 戸惑ったように疑問調でそう言った。
 なんだ、この反応は。じわ、と背中に嫌な汗が流れるのを感じた。
「火神くん、ですよ、ね……?」
「黒子……?」
「あ、すみません、僕……」
 続くあいつの言葉に、俺は冷水を頭から掛けられた気分になった。
 火神くん、どうしてここへ? あ、こんなところですみません、まずは中へどうぞ。そこ、座ってください。……びっくりしました。まさかまた会えるなんて……しかも訪ねて来てくれるなんて。誰かに僕のことを聞いたんですか? それならすでにご存知かもしれませんが、僕、実は何年か前に交通事故に遭ってしまったんです。体は大事なかったんですが、ちょっと頭の打ちどころが悪かったみたいで……少し驚くようなことをこれから話すかもしれません。長くなるかと思いますが、いいでしょうか――
 ……………………。
 すでに何度か聞いたことのある話を、あいつはノートを参照しながら一生懸命話してくれた。しかしその言葉は俺の耳を通過するだけで、ろくに頭には入って来なかった。
 退院した黒子はいまの俺のことをすっかり忘れていた。再会したこと自体。つまり、病院のバス停の前で再会したあのときと同じ状況に戻ってしまったのだ。
 ああ、これもまた、あいつの現実のひとつだというのか。
 神が残酷だと嘆く人間は、古今東西有名無名合わせて数えきれないくらいいるだろう。
 俺もそのひとりになっちまったな、と信心深いわけでもないのに思った。

 

つづく

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