忍者ブログ

倉庫

『黒子のバスケ』の二次創作小説置場。pixivに投稿した作品を保管しています。腐向け。主なCPは火黒、赤降。たまにシモいかもしれません。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

火神くんの子供ができました 6

 午後十時。もっとも寒い季節は過ぎたものの、まだまだ夜は厳しく冷える。普段は厚く着込んでブランケットと湯たんぽときどき電気ストーブという節電もとい倹約生活だが、この日はエアコンを効かせた。もちろん、薄着になる予定があるからだ。
 先に入浴を済ませた黒子は、浴室から聞こえてくるシャワー音と時計が示す時刻と相談しつつ、そろそろかと昔ながらの赤い格子柄の袢纏の結びを解いた。温かくて重宝する冬の重要アイテムだが、これからの時間には少々無粋だ。脱いだ袢纏を椅子の背もたれに掛けると、床に敷いたセミダブルの布団に潜る。しばらく横になっていると、眠気とともに胎動を感じた。日中黒子が活動しているときよりも、夜間体を休めているときのほうが子供の動きが多いように感じる。黒子は微笑ましい気持ちでお腹を撫でながら、今夜はちょっとおとなしくしていてくださいね、と心の中で頼んだ。
 流水の音がやみ、しばらくするとドアが開かれる。うー、さすがにまだ寒いな。言いながら、タオルを頭にかぶった火神が部屋に入ってきた。黒子の自宅に置いてある、滅多に箪笥からお目見えすることのないフリーサイズのスウェットの下と持参のTシャツを着ている。ズボンの丈は少し足りないが、窮屈というほどでもないだろう。
「ん? おまえベッドで寝ねえの?」
 タオルの隙間から部屋の状況を見て火神が首を傾げる。パイプベッドの横に布団を一式敷いたのは火神だが、それは自分用の寝床のつもりであって、黒子は普段通りベッドを使用するはずなのだが。不思議そうな火神に、黒子がむうっと頬を膨らませる。
「火神くん……僕をひとりベッドで寝かせる気なんですか?」
「でも、ベッドにしろ布団にしろ、ふたりじゃ狭いだろ。体冷えたらどうするんだ。まして落ちたら大事だ」
「そうならないようにこっちの布団でぴったりくっつくんですよ。きみの体に合わせてセミダブルにしたんですから。ふたりじゃちょっと狭いかもですけど、身を寄せ合えば大丈夫でしょう。寒いし、ちょうどいいじゃないですか。男性ほうが体温ありますし、あっためてください」
 黒子は上半身を起こすと、掛け布団を開いて自分の右横をぽんぽんと叩いた。指定されたそこへ火神が腰を下ろすと、黒子がその胸にぴたっと体を寄せてきた。
「やっぱりあったかいです」
「まあ風呂上がりだしな。普段より若干体温高いだろ」
「人間は優秀な暖房器具ですね」
「暖房かよ」
「だって、ただいるだけで四十度近い暖をとれるんですよ。体の表面だからちょっと低めですけど、中はもうちょっと温かいですよね。……ね?」
 会話の流れのまま、黒子は唇を火神に近づけた。口の中は体表より温度が高い。
 が、触れる直前で火神に肩を掴まれ制止された。
「濡れるぞ。まだ髪乾かしてねえんだ」
 黒子はちょっと眉をしかめたが、
「じゃあ、僕が乾かします」
 とテーブルの下に置いてあったドライヤーを手に取りプラグをコンセントに差し込んだ。ベッドを背に火神を座らせると、自分はベッドの縁に腰掛け、もう片方の手にブラシを持って赤い髪を乾かしはじめた。身長差の関係もあり、普段は火神が黒子の髪に触れることが多く、黒子も彼に触られるのを気持ちよく感じるが、その逆もまた互いに好むところではあった。普段自分の髪を乾かすときは、髪へのダメージより時間短縮を優先しついドライヤーのヘッドを近づけ過ぎる傾向があるのだが、こうして火神の髪を乾かすときは数センチ離したところから温風を当てる。髪や頭皮を労わるというより、少しでも長く彼の髪に触れていたいという思いのもとで。
 概ね水分を飛ばしてしまうと、黒子はドライヤーのコードを巻き付けテーブルに置いた。ベッドを背もたれに火神と並んで座ると、彼のほうから肩を抱き寄せてくれた。
「寒くねえ?」
「大丈夫です。今日はケチらずエアコンつけてますから」
「普段ケチってんのか。おまえらしいけど、節電節約より体調優先しろよ?」
「わかってます。毎日抜かりなく湯たんぽのお世話になってますから。でも、今日はきみが温めてくれるんでしょう?」
 黒子が期待を込めた視線を送ると、火神は少し脚を開き、自分の腿を軽く叩いて示した。
「いいんですか? 僕、前より重いですよ? 赤ちゃんプラスアルファで体重増えましたから」
「元が軽いんだからどうってことねえよ」
「ではお言葉に甘えて」
 黒子は火神の脚の間に入ると、横向きに座り、彼の片側の太腿をクッション代わりにした。火神は黒子の背側に置いた側の膝を折って背もたれのようにし、両脚で彼女を挟んだ。体格差もあり、黒子はそこにすっぽりと収まった。火神の胸に軽く体重を預けながら、黒子が嬉しそうに言う。
「僕が子供を守って、その僕を火神くんが守ってくれてる感じがします」
「そうか? ちゃんと守れてるか?」
「はい。とっても安心します」
 黒子がくすくすと笑うと、火神が色素の薄い髪の毛を掻き分けてこめかみにキスを落とした。頬や耳、首筋へと、唇が柔らかに触れるだけの優しいキスが降っていく。それはとても心地よく、気持ちが満たされるものだったけれど、半年ぶりの逢瀬としてはちょっと足りなくて、黒子はもじりと身じろいだ。
「火神くん」
「うん?」
「キスしたいです。ここに」
 自分の下唇に人差し指をあててストレートにねだる黒子。
「おう」
 火神はうなずくと、求められるままに黒子の唇を食んだ。まずはバードキス。すぐに離れ、口を少し開くと、もう一度寄せ合う。火神が舌を差し入れると、黒子が歓迎するように舌先でくすぐった。ときに自然に、ときに故意に、濡れた音が響く。布越しに触れ合った部分よりずっと温かい。いや、熱い。
「ん……」
 黒子が鼻から息とともに声を漏らすと、火神がゆっくりと首を引いた。どちらとも、口角からほんの少し唾液が垂れていた。黒子は舌先でそれを舐め取ると、上目遣いに火神を見ながら熱っぽくささやいた。
「……キスだけですか?」
「触っていいか?」
「もちろん。ぜひ触ってほしいです。ていうかいちゃいちゃしたいです」
 黒子は火神の手を取ると、パジャマの裾から侵入させた。すっかり学習された行動として、火神は手の平全体を使って黒子の肌の感触を楽しもうとした。が、腹部の膨らみに思わず動きを止める。
「あのよ……不躾かもしれねえけど、どのくらいまでならいいんだ? 俺、その、当たり前だけど、妊婦さんになんて触ったことねえし……」
 安定期とはいえ胎児を抱えている体をどう扱っていいのかわからず、火神が困惑気味に聞いてくる。黒子は考えるように人差し指で自分の顎を押さえた。
「そうですねえ……まあいつもの感じで、気持ちあっさりめでどうでしょう。おっぱいは優しめに触ってください。初期ほどじゃないですが、妊娠前より少し張っていますので、前みたいな触り方だと痛いかもしれません」
「撫でる感じなら大丈夫か?」
 火神は一旦パジャマの裾から手を引き抜くと、布越しに黒子の胸に触れた。確かに以前より少し硬い。そして大きくなっている気がする。手の平で円を描くようにさすると、黒子がくすぐったそうに息を吐いた。
「はい、大丈夫です。気持ちいいです。弱めなら、揉んでいただいても大丈夫かと。ちょっと物足りないかもしれませんが、僕もこの体だと、さすがに気を遣わざるを得ないので、控えめにお願いします。すみません、せっかく会えたのに」
「いやいやいや、俺のことはどうでもいいって。おまえの体が一番大事だろ。いつもの感覚でやったらまずいよな、やっぱり」
 ううむ、と黒子はうなって見せた後、枕元に置いた雑誌に手を伸ばした。夕方赤司からもらったマタニティ雑誌である。赤い付箋の貼られたページを開き、火神に示す。
「この本によると――」
 と、黒子は妊娠後期の体位について書かれた箇所を指さした。デフォルメの利いた模式的なイラストは、後側位を表している。棒人間の周囲にはピンクのハートマークが散っていた。
「この体位がやりやすいみたいですよ。花マルついてます、赤司くんほんとおせっかいですね」
「それ参考にすんのかー……なんかヤだな」
 苦い顔をしつつも、火神はその記事に目を落とした。赤司に世話を焼かれるのは心情的にかなり嫌なものがあるが、黒子の体のためならば、おせっかいに甘んじるべきだろうと思って。どの程度まで進めるかは未定だったが、一応ちゃんとコンドームの箱も開け、ひとつふたつすぐに取り出せる状態にはしておいた。
「いつもどおりでもできるとは思いますが……最近お腹重いので、ちょっと苦しいかもしれません」
 黒子が腹部をさする。緩いパジャマを着ているので表からはあまりわからないが、触れれば固く張っているのは明白だった。火神は少し腰が引けるのを自覚した。
「あー……単にいちゃつくだけっつーのは?」
「それじゃ物足りないでしょう?」
「いや、だから俺はいいから。そんな腹したおまえに無理させられるわけないだろ」
 気遣われた黒子はくすと笑んだが、ふいに不安そうに顔を翳らせた。
「火神くんてほんと優しいですね。……もしかして、お腹大きいと萎えちゃいます? 魅力ないですか?」
「いや、そんなことねえけど。でも、中に子供がいるんだと思うと、正直びびってるとこはあると思う。大丈夫なのかって」
 火神が正直に胸中を明かすと、黒子は甘えるように頬を彼の肩口にすり寄せた。
「じゃあ、うんと優しくしてください」
「それはもちろん」
「でも、できれば最後までしたいです。久々なので、いちゃいちゃするだけじゃ僕のほうが物足りないかなって。……してくれます?」
 指先でつんと火神の胸板をつつく。黒子が窺うように見上げると、火神は照れ臭そうに視線を逸らした。しかし黒子の肩を撫でるのは忘れない。
「おまえが大丈夫そうなら、俺はなんら異論はないっつーか嬉しいけど……。でも、無理は駄目だからな。いいか、なんかおかしいとか痛いとかあったら、すぐ知らせろよ?」
「はい、ちゃんと言います」
 方向性が決まったところで、ふたりは改めて口づけを交わした。舌を絡め合ったまま、横向きに慎重に倒れ込む。布団の上に側臥になると、火神は黒子の上半身に覆いかぶさるように腕をつき、キスをしながらパジャマのボタンを探った。しかしその手はもたついており、いかにもおっかなびっくりであることがうかがえた。
 ちゅぱ、と音を立てたあと唇を離す。至近距離で見つめ合う。と、黒子が申し訳なさそうに眉を下げた。
「すみません、やっぱり気を遣わせてしまってますよね」
 火神は黒子の眉間に唇を押し付けた。そんな顔するなというように。
「それは当然のことだから、おまえが気にすることねえよ。それに、おまえはずっと腹に入れてるんだから、普段から気を遣って生活してるだろ。こういうときくらい、俺にも気を遣わせろ。普段一緒にいられないんだしよ」
 火神の言葉に黒子は感激し、彼の首に両腕を回して抱き締めた。
「火神くんが僕の旦那さんになってくれるなんて……僕は本当に幸せ者です」
「ん……俺も幸せだ」
 同じシャンプーの香りがひどく甘く感じられる。同じ空間にいて触れられる、ただそれだけのことにどうしようもない幸福感を覚え、ふたりともうっとりと微笑み合った。
 が。
「あぐっ……」
 苦しそうな声とともに、突然黒子の面に軽い苦痛が浮かぶ。火神は驚き、次に自分が何かまずいことをしてしまったのかと慌て、彼女の体を下敷きにしていないか確認する。体に体重を掛けてはいないようだが……。
「く、黒子? 大丈夫か? どうしたんだ?」
 うろたえきった声音で尋ねる火神をなだめるように黒子が苦笑した。
「いえ、ちょっと強めのキックをもらっちゃいました。うぅ、これお腹変形してますよ。踵当たってます」
 火神に手を貸されながら起き上った黒子は、腹部の右上をさすった。そして目線で火神に、ちょっと触ってみてください、と呼び掛ける。火神は示された部位におそるおそる手を触れさせた。それほど明確ではないが、周囲に比べて隆起しているのがわかった。胎内で思い切り脚を伸ばし蹴っているようだ。
「あ、ほんとだ。すげえな……」
「もう……脚力、お父さんに似ちゃったんでしょうか。いい子だからあんまりお母さんを蹴らないでくださいね。ときどき痛いんですよ」
 黒子は下を向いて腹部に目をやり、その中にいる少々お転婆そうな娘に声を掛ける。それを見た火神が、見よう見まねで話しかけた。
「おー、あんまりお母さんを困らせるんじゃないぞ」
 と、黒子の表情が変わる。
「あ、引っ込みました」
「おお……」
 火神の手が触れていたところのぼこりとした隆起が消えていった。言葉が通じたのか? とふたりで不思議そうに見つめ合った。黒子はちょっぴり苦そうな笑みを浮かべた。
「お父さんの言うことのほうが聞きますね……いつも一緒にいるのは僕なのに」
「俺の前で猫かぶってんのか?」
 近くで会うの今日がはじめてだし、他人行儀になっちまってるのかなあ……とぶつぶつ呟く火神に、黒子が首を振りながら、違うと思いますよと言う。
「きみのことが好きなんでしょう。さっき蹴ったのも、僕へのやきもちかもしれません。だって僕の娘ですから。きみのこと大好きに決まっています」
「な、なんだその根拠は」
 火神が照れくさそうに頭を掻く。黒子はお腹を両腕で抱え、はあ、と大きなため息をついた。
「絶対ファザコンになりますよ、この子。初恋はパパというパターンです。ああ、末恐ろしいです……」
 黒子のぼやきの内容を想像し、火神はほんわかと幸せな気持ちになった。娘にそんなに懐かれたら嬉しいだろうなという思いと、黒子が自分をこんなにも好いてくれているという実感でいっぱいになって。
 すっかり子供の話題が中心になったところで、火神は苦笑しつつ黒子の髪を撫でた。
「……なんか、そういう気分でもなくなったか?」
 カップルというより親子の雰囲気になってしまった。これからいちゃいちゃするというときに、間で子供が耳を澄ませているのかもと思うと、若干いたたまれなくなる。このままおとなしく親子三人で眠るのも悪くないかもしれない。もちろん、半年ぶりに会う黒子と体温を交わし合いたい気持ちもあるのだけど。
 どうしようか、と視線で問う火神に、黒子がふるりと首を振る。
「いえ。なんか空気読んだのかおとなしくなってくれました。このままいちゃつきましょう。両親の仲がいいのは、子供にとってもいいことでしょう。ね、火神くん?」
 言葉とともに、黒子が甘えた口づけを火神にする。それならとことん仲良くするか、と火神は黒子の上半身をそろそろと押し倒した。
 スキンシップを中心に、緩やかで優しいセックスをする。当然いつも合意だし、うっかり加減を間違える以外に火神が乱暴な真似をしたことはなかったが(たまに黒子のタガが外れるが)、今日はその中でも一番優しかったと黒子は感じた。男の人が満足できるような内容ではなかっただろうなと思いつつ、宝物みたいに大切に触れられたことにとても満たされた心地になる。同時に、背後から包み込むように抱いてくれていることに大きな安心感を覚えた。
「火神くん……忙しいところ来てくれて、ありがとうございます。結局僕のわがままにつき合わせちゃってすみませんでした」
「あぁ? 何言ってんだよ、俺が来たくて来たんだよ。こっちこそ、平日仕事あるときに居座って悪ぃな」
 横向きに寝そべり、前側にある黒子の体を胸で支えながら、火神が答える。黒子の肩越しに首を伸ばし、キスをする。黒子は幸せそうにその唇を受け取った。
「そんなこと。きみが来てくれてすごく嬉しいです。ありがたいことに僕は周囲に恵まれてて……実家は割と近いし両親は協力的だし、赤司くんはまあアレなところはありますけどなんだかんだで気を回してくれますし、職場の人も事情を理解してくれてますし、妊娠の経過も順調だし……で、そんなに不安になることもなく、やって来れました。でも、今日こうしてきみに会って、直接お話しして、触れ合ったら……やっぱりきみがいると違うなって実感しました。こうしてそばにいてくれるだけで、いままでにないくらい安心できるんです。火神くんは本当にすごいです」
「黒子……」
 珍しく素直に弱気なところを見せる黒子に、火神は胸が痛くなった。火神と遠く離れたまま出産することを選んだのは黒子自身だし、その選択に見合う備えも心構えもした上でしっかり生活しているのはわかるが、やはり心細い面はあるのだろう。直接役には立てないだろうが、そばで少しでも支えてやれたならと火神は思う。それが簡単に叶えられる状況でないから、いまこんなことになっているわけなのだが。
「あのさ、予定日くらいに、帰国するようにしようか?」
 いまからでもスケジュールの調整を試みるからと提案する火神を黒子が遮る。
「いえ、初産だから遅れる可能性大です。一週間くらいずれ込むこともあるようですから、スケジュール立てにくいでしょう。それに、どのみち産むのは僕しかできないんですから。きみは向こうでしっかり活躍してください。それがきみの最大の責任です」
「それも一理ある考えだが、やっぱり家族――」
「火神くん」
 火神の言葉に割り込み、黒子が続ける。
「そう言っていただけてすごく嬉しいです。でも、僕は何もきみに気を遣ってこんなことを言っているわけじゃないんですよ。知っていると思いますが、僕、バスケやってるきみが大好きなんです。この子もきっとそんなお父さんが好きですよ。だから、生まれるときにきみがバスケやっててくれたら、それは最高のお祝いだなって思うんです。出産の日に試合あるかはわかりませんけど、一番近い試合で、最高のプレイをしてください。それが一番嬉しいです」
 僕たちに最高のプレゼントをください。黒子の頼みに、火神はぐっと唇を引き結んだが、すぐにその端を持ち上げて力強く笑んで見せた。
「わかった、約束する。おまえと娘に最高の祝いを持ってくる」
「はい、待っています」
 約束とともに口づけを交わす。恋人としての最後の夜は、家族としての最初の誓いとともに更けていった。

つづく


 

PR

× CLOSE

× CLOSE

Copyright © 倉庫 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]